人気ブログランキング | 話題のタグを見る
大阪のおばちゃん
会社の近くにある鶴橋という場所は、日本屈指のコリアンタウンある街です。コリアンタウンがあるということはどういうことか。
すべからく焼肉がうまい、ということです。
残念ながら安くてうまい、というわけではなく、そこそこの値段はしますが、それだけの金を払う価値がある!焼肉が食べられます。
なんせ駅前にずらっと焼肉屋さんが隣接しているので、不味い店は自然淘汰されていってしまいます。結果、どの店に入ってもうまい焼肉にありつける、と。
しかし
今回はそんな鶴橋の宣伝ではなく、焼肉の話でもありません。焼肉の美味しい街ですが、当然その他の食べ物もあるわけで、しかしそんな街にある食べ物屋さんなので、他の店も満遍なくうまいというのが嬉しいところ。以前焼肉屋がいっぱいだったのでそばのろばた焼きに入った事がありますが、ここもうまかった。
ってろばた焼きの話でもなく、鶴橋に本店を持つ風月に行ってきました。
風月は大阪に多く店を持つチェーン店。私は地元しか行った事がありませんが、チェーン店でうまい店というとこの店しか思い浮かばない。
支店ではまずい風月も存在するそうですが、それは多分大阪市内の食べ物屋は全て不味いというだけの事ではないかと思うのですが、まぁこの話はまた別の機会に。
とにかく、少なくとも地元と本店の風月はうまいと思います。
ま、本当は風月の話でもなく、焼いている時に隣に座ったおばちゃん達の話がしたいんです。
二人組のおばちゃんなのですが……

以下、おばちゃんと店員さんの会話。
お「やきそばの大・ミックスと、お好み焼き大な」
店「はい、やきそばミックスの大と、お好み焼き大……」
お「お好み焼きもミックスやで!」
店「あ、はい、お好み焼きもミック……」
お「ミックスって牡蠣入ってる(冬期なので)んかな?」
店「はい、まだ入れさせてもらってま……」
お「牡蠣抜いといて。牡蠣あかんねん」
店「あ、はい、わかり……」
お「代わりに別のもん多く入れといてな!

す、すげえ……!
自慢にはなりませんが、私は値切ったり交渉したりということが全くできません。たとえ交渉して然るべき場面でも、「まぁいいか」と思ってしまうけど、おばちゃんたちはひと味違う! 一円でも無駄にしたくないという意気込みがひしひしと伝わってきました。
一緒に食べにいってた常務が帰り道「久しぶりに典型的な大阪のおばちゃんを見れて幸せや」と言っていました。
そうかぁ、あれが典型的な大阪のおばちゃんというものなのか。ワタクシ、20余年生きてきて、始めて目の当たりにしました。
そういえば、以前静岡県のCMに大阪のおばちゃんが起用されていて、「大阪のイメージダウンになる」とクレームが来た、というニュースがありましたが、あれ実は、私の地元のおばちゃん達だったそうです(笑)。
by choyushi | 2005-03-23 17:42 | 大阪ってこんなとこ


<< ああ歌謡曲 くしくしされて気持ちのいい宙明 >>