『仮面ライダー剣』感想
『仮面ライダー剣(ブレイド)』の最終回を見ました。
普段は見ていないんですが、『デカレンジャー』を見たままTVを付けていたのでその流れで。
ブレイドは確か、最初は見てたんですよね。だけどそのうち見る気が失せました。
見る気が無くなっていった原因は色々あって、まず第一に「単純に物語が不味い」ということ。
設定だけが先走って、充分な説明・描写も出来ないうちから物語の中でかってに盛り上がっていった感がありました。始まって10話も経たないうちから、「どうして裏切ったんですか!」って言われても、こっちは「まさか、この人が裏切るなんて!?」よりも「ああ、こいつは平気で人を裏切るキャラクターなんだ」としか思えません。そういうエピソードは物語を進めて進めて、いよいよというところで出した方が効果的だと思います。でないと、後から改心しても「また裏切るんじゃないか?このキャラクター」と思ってしまいます。「この人物」ではなく「このキャラクター」と思ってしまうということは、すでに物語に入り込んでいないということで、これはストーリー作品としては致命的と言えるでしょう。
また「登場人物の性格がコロコロ変わる」というのも困ったものです。飛ばし飛ばしで何度か見て来ましたが、その都度登場人物(特に主人公!!)の性格が違ってる。誰だよ、お前状態です。最初はすっごいやさぐれてたのに、いきなり「友達発言」されてもなぁ、と言う感じです。途中で改心したり、心変わりしたり、まぁ制作者の都合で性格に改善がなされるキャラクターと言うのはたまにありますが、あそこまで一貫性がないと言うのも珍しいです。
それも手伝ってか、いや、これはまぁ私が悪いのかも知れませんが、「キャラクターの区別がつきません」。イケメンは皆同じ顔に見えます。いくら奥様方もターゲットと言っても、ここまであからさまだと嫌味です。多少不味い方が味があるし、区別も付くんです。その点で言えば、アギトは大変合格でした(←滅茶苦茶失礼なやつ)。
概ね理由としてはこんな所でしょうか。
あと「天音がうざい」というのもありますが。
そんなわけで見ていなかった『仮面ライダー剣』ですが、最終回だけは「まぁ最終回の雰囲気だけ楽しむのもありかな」という感じで見てました(『いきなり最終回』とかで楽しめる人間なんで)。
でも、失敗でした。
「彼(主人公)は自分を犠牲にする事で世界を救ったんだ…」と言われても、全然世界の滅亡レベルまで映像が付いていってません。学芸会レベルです。私達が子供の頃、一度や二度は経験した事のある友達同士でやる「ごっこ遊び」を思い出したのは、私の理解力が低いからですか?
それにしても、昔より特撮技術が高くなり、CGを駆使して、変身シーンや戦闘シーンをかっこ良くできてるのに、どうして世界の滅亡が描けないのか? 脚本も。画像も。主人公の行動が英雄的行為というより、単なる失踪にしか見えません(爆)。
もっと「危機感」を演出しないと、これだと単なる「殺し合い」で終止してしまっています。惜しい! 『仮面ライダーブラック(漫画版)』のラスト…とまではいかないけど、せめてあれを彷佛とさせるくらいのことはしてくれないと、「救ってくれたんだ…ありがとう!君の事は忘れないよ!」という気分にはなれません。
制作者一同、1年間かかって作り上げた作品ですが、来週からはキレイさっぱり忘れ去って、次回作の『響鬼』に期待したいと思います。
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by choyushi | 2005-01-24 11:11 | 特撮とぬいぐるみ | Comments(0)


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