フライトプランとオリバーツイスト
というわけで、フライトプランオリバーツイストを見てきました。
結論から申し上げると、フラントプランはまぁまぁ良かった。
オリバーツイストは、ダメ。


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フライトプランに関しては、あまり評判が良くないように言われているけど、それはおそらくCMを見て「アクション映画だ」と思ったからではないかと思います。げんに、CMでは大々的に使われているシーンが作中全く出てこないんだもん。まぁ、映画のCMなんてそんなもの。鉄人28号の時はもっとひどい感じだったし(CMで中心的に使われていた印象的な言葉が作中全く使われていなかった)、ちょっと映画に精通した人ならCMと作品は別物くらいに考えているだろう。
実際、CM作ってる人は映画監督より実力あるんじゃないかと思うくらい素晴らしい出来の物を作る。まさに「人をひきつける術」と言うものを持っているスペシャリストだろう。
しかし、フライトプランに関しては、「一緒に乗り込んだはずの娘がいなくなった。探したけど見つからない。もしかしたら、子供が一緒だったのは母親の妄想だったのか……? だが、座席には確かに子供が一緒だった証拠があった……娘は間違いなく機内にいる! 
という、サスペンス部分があったので、そこで観客をひきつける事に成功していたのではないか。
この下線部分が重要で、一昔前にはコレがオチの映画が少なからずあった。そういった映画を見ていた人なら、さらにその先を作ろうとしたこの映画に興味を持っていたのではないだろうか。
ただ、最後は犯人との追って追われてのアクションになるため、真のサスペンス好きには物足りなかった事だろう。なにより、飛行機が上空にいる間に全ての事件が起こると言うわけではないという時点で肩透かしを食らった感もある。
だが、二転三転するやり取りは映画館で見ていても飽きないし、物語としては良く出来ていたと思う。なにより、この手の作品にありがちの、「主人公が陰謀により犯人扱いされるが、最後までその誤解が解けない、もしくは真の悪党が悪党であると言う事が公開されない」と言うジレンマを残すことなく、しっかり後始末もしている事だ。ただ、あのアラブ人はなんだったんだという疑問は残るが(笑)。

オリバーツイストに関しては1947のデビッド・リーン監督作品のものを見た人なら誰でも「おいおい」と思うだろう。
先に言っておくが、映像は素晴らしかった。役者も音楽も良かったと思う。
だけど脚本に釈然としないものがある。
だって、オリバーツイストって、最終的に幸運を掴み取るほどの理由がないもの。
ただ善人なだけ。利口でも利発でもないし、善行のために勇気を振り絞って何かをするわけでもない。それなら、最後に殺人者サイクスに飛び掛ったドジャーの方がよっぽど勇敢だ。
1947年版のオリバーツイストにはある秘密がある。今回の作品でも、それを示唆するようなシーンがあった。だけど最後までそれにはふれられることなく、オリバーは「なんの縁もゆかりもない」ブラウンローの家に招待される事になる。
何故ブラウンローがそこまで親身になったのか? 恩も義理もないオリバーを、何があっても信じるのは何故か? ブラウンロー氏が良い所の紳士だからってだけでは説明できないだろう。
実際のところ、秘密といっても、最近の作品においては使い古された感があることは否めない。だが、だからといって削っても良い部分であったとは到底思えない。それに代わった別の理由を作品で提示できなかったのは明らかだ。ロマン・ポランスキーの落ち度である事は否めない。
ちなみに、1947年版のオリバーツイスト(オリヴァ・ツイスト)のあらすじはこちらで確認できるが、結末まで全て描かれているので注意する事。映画を観てから見ることをオススメします。
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by choyushi | 2006-02-18 21:28 | 特撮とぬいぐるみ | Comments(0)


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