長ったらしい映画の感想
実は3,4日と連休を頂いていました。特に用事もなかったので(おまけに4日のまっただ中に定期検診なんかあったりしたので)、思う存分家でまったりして過ごしておりました。宙明と一緒に。むふふ。
で、同時に地元のレンタル屋さんが何周年記念かで、レンタルが一律100円セールなどをやっていたので、早速阿呆程借りてきてお家で映画三昧してました。当たるを幸いにいろんな映画に手を出したのでジャンルはバラバラですが、『いぬのえいが』『お受験』『ゲロッパ!』『12人の怒れる男』『笑の大学』『戦場にかける橋』こんな所です。
ぬいぐるみをちくちくぬいぬいしながら鑑賞。足元では宙明が寝てるので、動けなかったのがちょっと辛かったですが(^^;)たまにはこんなのもいいですね。

そんなわけで、ちょこっと映画の感想など。ネタバレあるかもしれないので、気になる人は以降は読まないでくださいね。
っていうか、ネタバレがあろうがなかろうが、見ようと思う映画の感想は基本的に見ない方が良いと思う。「よかった」つまらなかった」という言葉ひとつでも、先入観の要素になっちゃうからね。

まずは『いぬのえいが』。犬に関するエピソードがオムニバス形式で流れる。
途中でアイキャッチが入るので、話の区切りや時間経過に無理がなかったのがよかったかな。
ところで、動物を使った映画と言うとどうも簡単に“感動”できるのがどうにも気に食わない。まぁ、素直に感動してればいいんだけど、先に手の内が見えてしまうとどうも感動出来ない。させられてるみたいで(させられればいいんだけど)。最後のモノローグの話も「あー、なるほどねー」って思った。…けど…
最後にやられた。うわーそうくるかと。でボロボロ泣きましたとも。
個人的には、スタッフロールでマリモ(犬)の役者?が3匹程いるんですけど、そのうちの一匹がすごい名前してたのが爆笑でした。笑う所じゃないんだけど。

次に『お受験』。矢沢永吉さんが主演した映画です。45歳の峠をすぎた実業団のマラソンランナー、富樫は突如リストラに遭ってしまう。娘は名門小学校の入学に向けて“お受験”の真っ只中。彼に変わって妻が仕事に出ることになるが、大会の日と娘の受験日が重なってしまい…というお話。
方々の感想でも書かれている事ですが、やはりラストの主人公の行動にはちょっと首をひねらざるを得ない所(せっかくラストランだの、一等賞だので話を引っ張ってきたんだから、最後は娘とは別々の場所で頑張る姿が見たかった)なんですが、まぁこれはそういう作品であるということを受け入れてみなくてはですね。あれはああすれば良かったこうすべきだってのは、監督のできそこない所謂評論家ってヤツの言い分ですから。
でもテンポよく構成も良い感じで話が進んでいったので、好感の持てる映画だと思いました。ラスト(というかエンディングロール)で課長が“走る”シーンがよかったです。
個人的には、「万引きしてでもSK-Ⅱが欲しかった!」という妻の叫びが印象的でした。私にはない価値観なので、「そんなもんなのかー」と(笑)。

そして『ゲロッパ!』。実は上映当時、別の映画を見てて「これも見てみたいなって思ってたんですけど、結局見れず終いだったんです。でも「あの時見てもよかったな」と思った作品でした。面白かったですよ。
リンク先ではこの映画の評論も載ってるんですが、見事に賛否両論と言う感じですね(^^;)。きっと「つまらない」という人は、「あの井筒の作品でコレか」というのがあるのかもしれません。他の作品と比べてとか、人の映画を散々けなしておいて、とか。でも私は誰が作ってようが誰が出てようが基本的に気にしない質で(というか人の名前を覚えらんない)、そういう目で見たら素直に楽しめる映画だったんではないかと思います。
西田敏行さんは最近俳優としてはもうひとつの印象があったんですが、この作品では見事に演じ切っていた感があります。山本太郎さんや岸辺一徳さんの大阪弁も心地良かった。「人を見かけで判断したらあかんちゅうことや」のセリフが印象的。説得力あるわ(笑)。

で、次に『笑の大学』。言わずと知れた三谷幸喜さんの作品。出演者は(主に)二人、舞台は(主に)密室の中という、限り無く退屈きわまりない設定の中で、どうなる事かと思いましたが、さすがに評価の高い作品なだけあって最後まで飽きずに見る事が出来ました。日にちが過ぎていくのがアクセントになっていたのかも。ところで主人公の椿一は実在の人物を元にしてるんですね。あたら才能を戦争のために失った人と言うのは少なくないんでしょうね。
個人的には、見張りのおじいさんがイイ味出してて好き(笑)。話の流れで必然的にそうなってるだけなんだけど、最後の「誰も入れるな」というセリフにある種の疑いを持っていたとすれば…と思うと笑える。

最後に『12人の怒れる男/評決の行方』
ヘンリー・フォンダの物が見たかったんですが、見当たらなかったのでジャック・レモン主演のものを。
奇しくも『笑の大学』と同じく、限られた人数で限られた場所での物語。しかもこっちはほぼリアルタイムで話が進んでいきます。それでありながら観客を少しも飽きさせない脚本はさすが、名作と呼ばれるだけの事はあります。
日本でも陪審員制度が導入されると言われている昨今、これは見ておくべき映画かなと。
殺人の動機も、被告人がどういう人物であるかも二の次とし、あくまで「現場の真実はどうであったのみを明らかにしようとする主人公。判決は「無罪」「有罪」で決めてますが、実際のところは、「無罪=犯人じゃない」と言ってるわけではないんですよね。あくまでも「有罪だと言える証拠に疑問を持つ」という程度で。皆の意見に反抗してまで、自分の持った些細な疑問を追求し続ける事などできるだろうか。でも人を捌くと言う事においては、そんな些細な事もお座なりにしてはいけないんですよね。改めて陪審員制度と言うものが空恐ろしいものに感じてきました。

あと残りの『戦場にかける橋』はまだ見てないんですが、今夜辺り見てみたいと思います。まだまだ見たい映画めじろ押し。『スティング』も見たいし、『幌馬車』も見てみたい。映画熱も、発熱するとキリがないからいかんなぁ。
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by choyushi | 2005-11-05 15:37 | 特撮とぬいぐるみ | Comments(8)
Commented by うおるふ at 2005-11-06 00:24 x
「笑いの大学」は昔N○Kでパルコ劇場でやった舞台のやつを見たことがあります。
西村雅彦と近藤芳正の2人での芝居で、舞台ならではの緊迫感もあってとても面白かったです。
たしかビデオに録画してたので、久々にまた見てみようかな~。
Commented by Plum at 2005-11-06 13:16 x
いやぁ、見てますねぇ・・・(感心)。

私も、このクール(と言うのか?)は、何本か見たい映画があるので観てこようと思ってます。

思ってはいるんですけどね(^^;
Commented by 43210 at 2005-11-06 18:48 x
いいですぞ! この脈絡なきラインナップ! ああ、おっちゃんも映画に溺れていたいです。
「スティング」好きです。ポール・ニューマン大好きでね。是非観てください☆
Commented by akebono-vine at 2005-11-06 19:58
笑いの大学、レンタル開始当初に見たのですが最初はあの静かな淡々とした時間が過ぎていくのを見て「これって・・・」と思ってたのですが見事にどんどん引き込まれて最後は大満足して見終えた作品でしたよ。
ちなみに、スウィングガールズを何日か前に借りたのにまさか昨日テレビでやるだなんて・・・
Commented by choyushi at 2005-11-07 09:07
>うおるふ様
舞台の方が良い、という人、案外(当然?)多いですねぇ。録画されているやつというのは、TVで放映していた舞台なんですね。
実際に舞台で公演される事があったら一度見てみたいと思いましたよ。
Commented by choyushi at 2005-11-07 09:15
>Plum様
たまにですよ(^^;)。こんなにいっぺんに見たのは久しぶりです。
この間、名作映画300選という本を買ってしまったんで一気に火がついちゃったんですよねぇ。はぁ…
Commented by choyushi at 2005-11-07 09:21
>43210様
脈絡ない…ですか…orz
でも戦争物ばっかりとか、コメディばっかりとかだと飽きるでしょ?
あ、そうではなくて私の好みが脈絡ないということか。
一応傾向はあるんですよ。恋愛ものとホラーは見ないという(^^;)。
ポール・ニューマンといえば『明日に向かって撃て!』は見ました。『評決』も見たいなぁ…
ああ、だんだん見たい映画が増えていく。
Commented by choyushi at 2005-11-07 09:38
>akebono-vine 様
私も最初不安でした(^^;)。でもそもそも舞台って、限られた空間の中でお話が進んでいくものなんですよね。すごいよなぁ。
ところで『スウィングガールズ』も見たいと思ってたんですが、TVでやってたんですよね…ラストシーンだけ見ました(^^;)。トホホです…


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