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マンガバトン
ほっぷうに「まんがバトン書いて下さいよ〜」と言われたので書いてみる事に。
でも私はあなたほど漫画買ったり読んだりしないんですよ〜。

*あなたのコミックの所持数は?
約825冊。
本棚に並んでいる漫画をおおよその数字で計算したもの。つまり「一つの棚の半分(可動式の本棚なので)にa冊入るとして、それがn個あるので…」と計算。なので本棚に入りきっていない本(上に積んである本、ベッドに備えてある本、部屋に積んである本等)は計算に入れてません。ほっぷうの答えが1000冊弱だったので「やっぱりかなり持ってるな−」と思ったが、私もどっこいどっこいなのか。いいや、絶対ほっぷうの答えが間違っているに違いない。もっと持ってるだろ! 1ヶ月5冊も買うって言ってる奴が(笑)。

*今読んでいるコミックは?
現在進行形で続きを楽しみにしている本、という解釈で解答します。
『いばらの王』岩原裕二
本屋でなんとなく絵柄に惹かれて買った本。極力トーン(定規も?)を使わない作風が好き。それ以後『クーデルカ』『地球美紗樹』も読み、ストーリーテラーとしても一流である事を知る(特に『地球〜』の方は最初のストーリーに敬遠していただけにラストに衝撃を受けた…)。可愛い女の子とかっこいい男の人と渋いおじさん。この人の絵、好きです。
『GUNSLINGER GIRL』相田裕
気になっていたが一歩間違えるとしょーもない18禁ゲームに成り下がりそうな設定に敬遠していたが、信頼できる人が「面白い」と言っていたので読んでみたらハマった。
登場人物の心理や感情を丁寧に描写する事によって人々の苦悩や苦しみ(時には希望)を描けていると思う。DVDも買っちゃった。
『BLACK LAGOON』広江礼威
意味もなくオンナノコが銃をぶっ放すような物語は嫌いだが、この作品に出てくるレヴィという女性のガンアクションは文句なしにかっこいい。テンポや演出が軽快で見ていて楽しく、「見せ方としての面白さ」が兼ね備わっている。セリフがシャレている。
『フルーツバスケット』高屋奈月
GINJI宅でアニメを見たのが最初。「どうしてこいつはかけて欲しい言葉をかけてくれるんだろう」という言葉に惹かれて原作も読みはじめる。個人的には杞紗のエピソードでの由希のセリフが好き。「確かにこれはかけて欲しい言葉だ」と思った。
『ちびとぼく』私屋カヲル
言わずと知れた4コマ猫漫画。この人のこれ以外の作品は私の好みでなさそうなので読んだ事ないです。宙明4コマはこの漫画とネタがかぶらないように気をつけてます(笑)。
『鋼の錬金術師』荒川弘
『歴パラ』時代からこの人の作品好きでした。そういえばあの頃から男生と間違えられていましたね(笑)。
『JIN-仁-』村上もとか
現代の脳外科医師が、幕末にタイムスリップしてしまう話。荒唐無稽な設定ながら、ディティールが凝っていて安心して読みすすめられる。こういう丁寧に描かれた作品は好きです。連載が不定期なのが難点。

*最後に買ったコミックは?
『母に習えばウマウマごはん』小栗左多里
この人のエッセイ漫画のファンです。『ダーリンは外国人』を偶然本屋で発見して以来この人の漫画エッセイを見つける度に買ってます。ちなみに、普通の漫画の方は読んだ事ありません(^^;)。料理をしないくせに、料理本は買っちゃうんですよね何故か。しかし料理をしなくてもためになる情報も盛り込まれているのでそれはそれで勉強になりました。うどんスープを濃く作ってしまった時は…とか、冷え性には…とか。


*よく読む、または思い入れのあるコミック5種類
よく読むのは…本棚に並んでる本を無作為に引っぱり出して読むのが主なのでここは思い入れのある本を。

『ドラえもん』藤子不二雄
3歳頃から絵を描いてましたが、最も描いていたのがドラえもん。そこまではまぁ絵の好きな子供に共通したエピソードですが、私の場合漫画をそのままノートに模写してました。コマ割からセリフから…。私が漫画の基本を習ったのは間違いなくドラえもんでしょう…
うちにはドラえもんの単行本は数える程しかなかったけれど、兄がドラえもんの映画版と藤子不二雄のその他の作品が収録された雑誌のような本を持っていた記憶があります。その中の一つが凄い印象に残ってるんですが、どうにも題名が思い出せません。ある家族が霧の中に迷い込み、見知らぬ町に辿り着いてしまう…という話。誰か知りませんか。

『らんま2/1』高橋 留美子
ある日の晩、今は亡き父が会社から帰ってくるなり私にくれた本。普段私に何かを買い与えると言う事がなかった父が何故この本をいきなり買って来て私にくれたのかは未だに謎です。いきなり7巻だったのも謎です。父よ……。とにかくそれから「読まねばならないのかな?」と半分強制的に読み始めました。「らんまが好き!」とか「面白い!」と思った事は多分一度もありません。でも数奇な運命で私の手に入ったこの漫画が私のイラストの基本となってるのは言うまでもありません。

『コブラ』寺沢武一
子供の頃に単行本を読んだ覚えがあるんですが、あの時はわけのわからん漫画だと思いました。しかし大人になってから兄がワイド版を入手したので試しに読んでみると…面白い! 本来SF物は性にあわないんですが、これは本当に面白いと思いました。スペオペの見方が変わった。とにかくセリフがかっこいいです。ジョン・ウェインの映画を見ているような感じになります。「ぐっとくるぜ。さすが女だ。すごい殺し文句だな。」って、あんたの殺し文句もグッとくるよ!!
実際寺沢氏は映画の技法を参考にして漫画を書いている…というような事をどこかで聞きましたが、例えば『BLACK LAGOON』もそんな感じです。しかしあちらは「映画を見て感化された」という感じ、こちらは「映画そのものを見ている」ような感じです。違いが…分かるでしょうか(笑)。

『シャカリキ!』
サンデーで連載していた『め組の大吾』にハマっていた時、友人の佐藤Kさんに「曽田正人さんの本ならこれも面白いですよ」と勧められた本。正直、『め組〜』の前と言う事は絵もワンランク下だろうし、同じ作者の物でも面白さが同じとは限らない、と思って読み始めたのですが、予想に反して今ではこちらの方がまぎれもなく「好き」だと言える作品。古本屋で1冊づつ買って行ったので、途中の巻(9巻だったかな?)が手に入らず、ちょっと遠くの古本屋まで自転車で買いに行った事を覚えています。その本屋まで山を一つ越える必要があったので、結構な坂道がありましたが…燃えました(笑)。

『ワンピース』
久しぶりに「読みたい!」と思わせてくれた正当派少年漫画。特に1巻の面白さは最高です。「こんなのが読みたい!だから書く!」という感じが伝わってきて好感が持てます。
最近の漫画に言える事は、多くの漫画が「自分の書きたいものしか書いてない」と言う事です。これは大いに不満です。ではどういう漫画が良いかと言うと、少なくとも私は、「自分が読みたいものを書く作家の漫画」が読みたい。藤子不二雄氏の漫画などはまさにそうではないかと思うのです。藤子不二雄氏に限らず、石ノ森氏や手塚氏の漫画に言える事ですが、一つとして他に類を見ないものばかりを書いている。当時はそんなに作品がなかったから、自分でつくり出すしかなかったと言うのもあると思うんですが、それにしても最近の作品は「自分が書きたいから」というスタンスで書かれているものが大半だと思います。しかしそれはともすればひとりよがりな「芸術作品」になってしまいます。私は漫画は娯楽だと思っているから、「芸術作品」は読みたくありません。一方、「自分の読みたいもの」なら面白いものが出てくるし、読者を意識した作りになる。読者を意識しない作品は漫画ではないと思っています。最近はワンピースもちょっと「自分の書きたいもの」になってきているように感じますが(話が複雑になってきたからしょうがないかも知れませんが)、当初のスタンスは忘れないように願いたいですね。

さて。あまり語る事はなかろうと思ったんですが、思ったより気合い入れて書いてしまいました。
あとこれを5人に回さねばならないんですが、なんとなくミュージックバトンの時のように気楽にまわせません。もし「書いてあげても良いよ」という人がいれば助けると思って名乗りをあげてやって下さい。
by choyushi | 2005-07-07 09:23 | 特撮とぬいぐるみ


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