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同人ゲーム『双子の王子』
『ボ育て本』の発行人である、大人の子供部屋のまえださんが同郷ということなので、帰郷した際お会いしてきました。
バーで。(というわけで、お酒の内容は酒ブログの方にまとめて書きます)

奥方が私の実家のすぐ傍のご出身だったり、お隣さんが旦那の知りあいだったり、思いがけないつながりが判明したりしながら、ゲームもちょこっとしました。
あちこちで評判のいい同人ゲーム『双子の王子』を持って来てくださったので、さっそくお店のテーブルを借りてプレイ。

二人プレイの傑作と名高い『バトルライン』によく似ている…とはよく言われますが、実はプレイした事ないんですよね。『バトルライン』よりライトなプレイ感覚だそうですが。

インストしてもらいながらのプレイ。もちろん負けてしまいましたが、最後の一手でちゃんと相手のいやがるプレイが出来たので嬉しかった(笑)。

そういえば、ラスト近くで「二人ともいらなさそうなカード×2」と「ジン」が出たのでそちらをセットにしたんですが、よく考えたら「ジン」を一枚にするという手もあったんですよね。
そうすると4枚持った方は移動が出来なくなるわけですけど、それはそれで面白そうです。夢が広がるなぁ。

もう2、3回やれば、相手が何を欲しがるか?自分に必要な手は何か?が見えて、より楽しめそうです。
カードのデザインも良いし、運の要素も読み合いもそこそこあって(がっちがちのアブストラクトゲームより、それくらいの方が好み)楽しいゲームでした。

私も『ラブレター』を持っていってたので、旦那も交えて1回だけプレイ。
旦那に姫と兵士を交換させられ、次のターンで兵士に見破られ敗退。鬼か。

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それにしても、『ボ育て本』って本づくり経験者が作っているのかと思っていたのですが、どうもそうではないようでびっくりしました。ただ作るだけでも大変なんですよね。それがしっかり「本」と見えるようにするにはなおさら。


「ボ育て」とは「子供と遊ぶために都合のいい言い訳をするための
ボドゲ好きお父さんの苦肉の策」とのことですが、
そうやって父親が子供達と接点を持つのは良い事だと思います。

というのは、昨今よく見かける「子供に合わせて子供の喜ぶ事をする」っていうのが、
自分の幼少期と照らし合わせても「なんだかなぁ」って思ってしまうので。

まぁ、子供を持たない私達が言う事ではないのかもしれませんが、
自分の父親が「自分の趣味に子供を巻き込む」人だったので、
子供が好きな事、得意な事を好きにやらせるより、
親が好きな事、得意な事をやってみせた方が、
世界が広がるし、そんな親を見て尊敬出来ると思うんですよね。

最近は子供の面倒を見る父親も増えましたし、
私の周りの父親も子供といっぱい遊んであげてますが、
子供のレベルに自分を合わせるんじゃなくて、あなたのその
知識や経験を子供に教えてあげてよ!ってしょっちゅう思ってます。

その点、ボードゲームは大人と子供が対等にプレイ出来る良いツールだし、
親子でなくとも、人と人が実際に会って何かをするって
大事な事だと(ネットは便利ですが、やっぱりこれが全てではないな、と)
つくづく思うので、もっとボードゲームが普及すれば良いな…と思います。

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# by choyushi | 2016-11-18 11:05 | GAME!
文芸部の友人達と『ワンスアポンアタイム』
大学の頃の友人と忘年会で鍋食べてきました。
そのうちの1人が4冊目の小説を出したのでそのお祝いも兼ねて。

会場は北新地にあるチェーンのお鍋屋さんだったので、
お酒をあんまり飲まない友人二人に無理言ってサンボアへ。
テーブルをお借りして『ワンスアポンアタイム』をしてきました。

二人とも物語を作るのは慣れているので
そこそこ良いプレイが出来るので?と思ったんですが…

いやぁ、これはひどい(でも爆笑)

最初はとりあえずインストも兼ねて、最後の私の結末カードを出す事でプレイ終了。
大体分かっていただいたところで再プレイ。
今度は適当なところで話を切り上げて、わざとパスして次の人にまわしてみました。

…みんな、自分の結末カードにたどり着けるために物語が七転八倒。
最初に「お姫様が嵐に乗って高い塔から脱出」というファンタジックなスタートだったのに、
何故かラストは「騎士が継母を川に投げ捨てる」という結末に。
「えー、この騎士は、意地悪な継母を老人施設に入れたいと思っていました…」
「あるんだ!? 老人施設!!」
「騎士は弱っている継母を川に…投げ捨てました!」
「捨てたー! 死んでないのに捨てたー!」
「わりこみ! それを見たお姫様は、魔法の宝玉で継母を生き返らせました!」
「生き返ったー!!」
もうむちゃくちゃw

「言葉に詰まったら手番が入れ替わる」とか「話が矛盾したら異議を唱えられる」とかしっかりしたルールもある当ゲームですが、あんまり勝ちにこだわっても面白くないゲームなので、それぞれひとつづつ結末カードを出せるようにしてみました。時間切れで1人しかクリアできませんでしたが…


その後、軽くラブレターを数戦してお開き。
「色んなゲームがあるんやなー」と、一番嬉しい言葉を聞く事が出来ました。
少しでもボドゲに興味持ってくれたら嬉しいんですけどねー。
とりあえず、今度うちのゲームをやりに来てよ、とは行っておきました。
みんな仕事の時間が不定期なので、果たして実行出来るかどうかは分かりませんが…。

# by choyushi | 2016-11-14 14:44 | GAME!
ゲームバー『ダイス』体験記 4回目
前回行ったのが6月だから、もう4ヶ月ぶりでしょうか。
この日は早くから行ってしばらくは私と旦那だけ、遅い時間に二人組が来て、11時頃に帰る時10人組の大所帯(!)が入店してました。

さて、お酒を注文したら、まずは旦那のリクエストのこれ。
『それは俺の魚だ!』
プレイヤーはペンギンの群れを操り、氷原の魚を取り合っていく。
魚を捕るたびに氷原は小さくなっていくため、自分の担当するペンギンたちを、
どのように移動させていくかがポイント。

これは遊ぶ人数でプレイ感覚がかなり変わる感じのゲームですね。
二人プレイだと如何に相手を閉じ込めるか、に終始してしまいます。
単純でインストも楽、初心者と一緒にやるには手頃なゲームだと思います。

難点としては、準備が結構面倒くさい事(^^;)
個人的にはもう少しランダム要素が欲しいところでしょうか。

その次にやったのが『パンデミック』。
実はノーマルバージョンをやった事がなかったのです。
イベリアより簡単という話なので、旦那とプレイ。
(ちなみに、イベリアはまだクリア出来てない)

結果は…特効薬を2つ作ってタイムアウト。

おい!『イベリア』より駄目駄目やんけ!

まぁ今回はカードの引きが極端に悪かったというのもあります。
また、戦略的に方向性が見えて来たので、今度こそ勝ちます。
それにしても、新しい方のパンデミックはコマがクリアだしかっこいいなぁ。
来年のゲームマーケットで安く売ってたら買いたいな。

旦那が疲れて来たので、頭を使わないゲームとして『ディクシット』をプレイ。
これは一度旦那に経験してもらいたかったんです。
いつも二人用のゲームしかしないし、そうなると思考ガチガチのゲームを買ってしまいがちなので、こういう直感的なゲームもあるんだよ…ということで。

結果は惨敗でしたが(私、こういう直感的なゲームが本当に弱いんです 笑)、久しぶりに3人〜のゲームが出来て楽しかったです。

旦那が休憩に入ったので、前からやってみたかった『ドラスレ』をマスターに教えてもらいました。
結果を言いますと、死にました(笑)。
しかも私のサイコロがマスターのキャラを殺すし…orz
一人生き残ってドラゴンと対峙しても、ぜーったいに倒せません。
ソロプレイ用のルールが必要になるわけだよ。
まさに「仲間を募って皆で一丸となって敵を倒す」ゲームですね。

最後に『ワールドバスケット』をちょこっとやって帰りました。
ルールはしりとり。それにカードゲームの要素を付け加えたゲームですね。
よく考えてるなぁって感じです。既存のゲームも、こういったプラスαで新しい楽しみ方が出来るんだという謎の感動に襲われました。

ここで大量のお客さんが来たので退散。
もっと他にもやってみたいゲームがあるので、また近いうちに来たいです。

# by choyushi | 2016-11-08 16:09 | GAME!
『パンデミック:イベリア』クリア!
とうとう…とうとう『パンデミック:イベリア』クリアしました!
低難度ですけど!!
3回目のチャレンジでクリアです。1回目、2回目とも、あと1ターンあれば!みたいな絶妙なタイミングで手札切れになってしまって、本当、人気があるだけの事がある、良いバランスのゲームです。

パンデミックのレビューでよく見かけるのが「奉行がいるとつまらなくなる」という言葉。考える暇を与えずに、ただ指示を聞くだけなら、確かにつまらないでしょう。
しかし、誰かが司令塔にならないとクリアが難しいのも確か。
そこで3回目は、お互いのカードを隠し(内容を聞かれたら答える)、私がリーダーとなって自分の手番の最初に「今回私はこう動くから、あなたは海岸周りを一掃して」とか「黒のカードを重点的に集めて」とか指示するようにしました。
そして、実際のアクションで自分の思惑通りに動かなくても何も言わない事に(アドバイスや意見を求められたらする)。

ソロプレイで(1人で2キャラクターを操る)やったら結構勝てるので、これなら楽勝では?と思ったんですが、まだ進んでない病気のカードが大量に捨て札にされたり、ワンアクションで水の浄化(結構忘れがち)してほしかった…!と悔やんだり、思いがけないところでジレンマに悩まされました。

私は町医者、旦那は船長でスタート。
最初はチフスのカードがあっさり揃い、「楽勝か?」と思ったんですが、手札の山が半分なくなってもあと3つが揃わない。
アウトブレイクもあちこちで起こりはじめ、ヤバい…と思いはじめた頃に2つめのコレラが完成、しかしお互いに黄熱とマラリアが中途半端な数しか揃っていない…。

「マラリア何枚持ってる?」
「3枚」
「じゃあそれを重点的に集めて。私は黄熱4枚持ってるから」
「黄熱1枚あるよ」
「じゃあ街で落ち合って受け渡そう」
しかし山札の残りが少ない。このままじゃまた僅差で負け…

と思ったその時!

「あ! イベントカードで『カードの受け渡し』が来た! ちょうどカードが8枚になったから、即座に使う! マラリアのカードを2枚とも渡すから、次のターンで研究して」
「了解。でも俺の手番で手札なくなっちゃうけど?」
「大丈夫。手札はプレイヤーが引く時にないとゲームオーバーになっちゃうけど、私の手番でちょうど終われば問題ない」

というわけで、旦那がマラリアの研究をした後(感染カードでどこもアウトブレイクが起こらず)、私のターンで「移動×3、病院で黄熱を研究」。本当の本当にぎりぎりのタイミングで4つの病気を研究する事に成功しました!



正直、パンデミックをする前はテーマの興味のなさから「なんでこんなに人気があるんだろう?」と思ってたんですが、このドラマチックな体験は確かに名作の名にふさわしいと思いました。

次回は旦那にリーダーをしてもらおうかと思いましたが、「指示されて仕事をこなす方が好き」と言われたんで、多分今度も私が司令塔になるでしょう。
あえて奉行プレイを楽しむ、というリプレイでした。人のプレイに駄目出しさえしなければ、こういうのも有りかも知れません。

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# by choyushi | 2016-11-04 16:34 | GAME!
『パンデミック:イベリア』
予約していた『パンデミック:イベリア』が無事届いたので、プレイしてみました。

『パンデミック:イベリア』_c0005713_10303952.jpg

『パンデミック』は初挑戦だったので、とりあえず無印のレビューやプレイ動画を見て勉強。
無印とイベリアの違いは色々ありますが、やはり一番は「研究コマが置かれても根絶できない」だと思います。

『パンデミック:イベリア』_c0005713_10305302.jpg

無印は「根絶」できることによって進行が楽になるし、何より盤上から疫病コマを一掃できるという爽快感があると思います。しかし、イベリアの方は研究が進んでも病気は進行するし、パンデミックだって全然起こりうる。
じゃあそれが面白くないかと言うとそうではなく、病気の脅威に翻弄される焦りと不安は、おそらく当時イベリアで頑張っていた研究者や医者たちも味わったのだろうという臨場感が味わえます。


『パンデミック:イベリア』_c0005713_10310412.jpg
今のところ3プレイして、一勝二敗。
どれももう一歩のところで勝ち負けが確定して、このちょうどいいバランスが「名作」の誉れを生み出しているんだなと納得しました。
病人の移動ルールや各疫病の強化バージョンもあるので、飽きずに遊べそうです。

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ここからは補足。

いやー無印の方は病原体のイラストも、ファジーとかウィルスとかどこかシステマチックな形をしていてSF!って感じがして見ててカッコいいんですが、イベリアのコレラとかチフスとか…4つ全部生々しい形をしててキモい。見るからにヤバい。
こんな病人だらけの国にあえてその身を投じ、無私で病気の研究、根絶を目指した人たちには頭が下がります。
これから千円札を使うたびに「やっぱり野口英世って偉大な人や」って思うようにします(笑)。

ちなみに、1回目は若干ルールを間違えつつもソロプレイで敗退。確かパンデミックが8回起こって終わった。
2回目もルールを把握するためにソロプレイで挑戦。町医者と看護師でなんとか病気の蔓延を阻止しました。パンデミック5回起こって、残り山札も10枚ほどだったのでギリギリ。出札に助けられた形でした(それでも最後にエピデミックが起こった時はひやっとした)。
ルールは間違えなかったはずですが、ソロだとキャラクターの能力を忘れがちになってしまうのが課題ですね。

『パンデミック:イベリア』_c0005713_10312354.jpg

3回目は満を持して旦那とプレイ。結局負けてしまいましたが、研究コマはあとひとつ、カードも3枚ほど揃っていたところで山札がつきてゲームオーバー。イベリア半島は封鎖されてしまいましたとさ…。
王立学院の科学者と鉄道員という組み合わせだったので、ちょっと無理か?と思ったんですけど、それでも健闘はした方ですね。
旦那曰く、「エルダーサインと似てるけど(まぁ同じ協力型ゲームだからね)、あっちより運の要素が少ないのでやりやすい。ゲームもこっちの方が早く終わるのが良い」とのこと。
実際はパンデミックだって、出札という運要素はあるんだけど、やっぱりカードの方が自分が選べる範囲は多い気分にさせられる。ターンが進めば確実に山札は減っていくわけで、結構長いこと考え込んでも1時間超えるか超えないかで終わるのは、じっとしてるのが苦手な旦那には嬉しいだろう。
エルダーサインはクトゥルフものだという設定があるので、運命に翻弄される様子がダイスという形で巧く表現されていると思うし、単純にダイスを振るのが好き!って人には合うだろう。旦那はやはり手札から選んで進めるゲームの方が性に合ってるんだと思う。
まぁ、エルダーサインはソロでやっても楽しいし、逆にパンデミックは1人でやるとちょっとしんどいので、使い分けて遊んでいこうと思います。

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# by choyushi | 2016-10-17 10:31 | GAME!